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内視鏡実績

がん予防に貢献する内視鏡検査の傾向

内視鏡検査件数は2014年に直近のピークを付けた後、若干減少気味で推移しています。しかしながら大腸ファイバースコープを使った下部消化管内視鏡検査(以下CS)や、がん化する可能性が高い線腫(せんしゅ)性ポリープを切除するポリープ切除術は緩やながら増える傾向にあります。
GIS:上部消化器内視鏡検査。
大腸ポリぺク:大腸ポリープ切除術。

大腸カメラ、大腸ポリープ切除手術は緩やかに増加傾向

内視鏡検査件数 内訳数値

胃ESD、ERCPなど新しい治療法における実績

内視鏡検査・治療件数では大腸内視鏡検査(以下CS)が増えているほか、まだ件数自体はそれほど多くはありませんが、2014年から胃粘膜下層剥離術(以下胃ESD)、大腸粘膜下層剥離術(以下大腸ESD)など従来の粘膜切除術(以下EMR)に代わる新しい治療法を増えています。
ESD,EMR:消化器内視鏡での治療手技名です。
ERCP:胆道内視鏡検査
 

大腸内視鏡検査について

内視鏡検査と治療について (内視鏡治療 参照

内視鏡検査、治療の用語説明 (参照:内視鏡的治療)

大腸ポリペクトミー(ポリープ切除術)
大腸ポリープは大きく分けて、がんとは関係ない過形成性ポリープと、主にがんの芽といわれる腺腫性ポリープに分かれます。基本的に、過形成性ポリープは治療の対象とはなりません。癌化する可能性がある腺腫性ポリープはポリープ切除の対象となります
CS
下部消化管内視鏡検査
GS
 
上部消化管内視鏡検査:胃がん・食道がん 胃・十二指腸潰瘍 胃炎 逆流性食道炎 などの診断を行います。ピロリ菌の有無も調べることが可能です。
ERCP
胆道内視鏡検査

総胆管に内視鏡を挿入して、その先に付いた細いチューブから造影剤を注入し、胆道系、膵管を直接造影する精度の高い検査です。

膵臓、胆道系疾患の診断には欠かすことができません。1回の検査で、胆管、胆嚢、膵管など各種の情報や結石除去、ステント留置など治療も同時に可能です。

膵臓や胆道疾患の疑い、原因不明の上腹部の腫瘤などがあるときに用いられます。また、この検査において膵液や胆汁を直接採取し、細胞診などのがん診断を精密検査を行うこともできます

胃ESD
内視鏡的粘膜下層剥離術:Endoscopic Submucosal Dissection​:
食道や胃の壁は粘膜層、粘膜下層、筋層など複数の層からできていますが、がんは最も内側の層である粘膜層から発生するため、早期がんの中でもさらに早期の病変に対して、上部消化器内視鏡検査で消化管の内腔から粘膜層を含めた粘膜下層までを剥離し、病変を一括切除するという治療法です。完全切除を目的に施行します。
大腸ESD
上記ESDを大腸に適応したものです。
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